2021年2月26日金曜日

里山シェアハウス リノベ その2

 シャアハウスの寝室になる部分の外には使われていないトイレがありました。

農村部によくある構造ですが、農作業中でも靴を脱がずに使用できるよう、

外からも中からも入れるようになっています。


内部からは縁側でトイレにつながっていたようです。ただもう使われていないトイレでした。


ただ便槽は乾ききっていたので、万が一水の流入があってもよいように便槽の底のコンクリートを棒とハンマーで穴をあけました。

そこにまずはコンクリート破片、タイルなどの固いもの、そして上に石や砂利をしきつめていきます。

写真のようにガラスのおしゃれな電球カバーははずして再利用します。→


←扉など使えそうな物は外す。








コンクリートをひたすら割ります。
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2021年2月17日水曜日

里山シェアハウス リノベその1

 先週からシェアハウスのリノベをはじめました。

まずは建物について、母屋は一般的な茅葺にトタンをかけたお家。築100年は超えていると思います。

8畳4間、4.5畳が1部屋それに廊下で8畳間と6畳間が増築(昭和)されています。

←母屋の図面。完成予想図。

そして建物はこれだけではないです。離れもあります!離れといっても2階建ての一軒家。

1階に8畳和室とリビング、キッチン。そして2階に6畳間が2部屋あります。

家の状態やそこにある建具をみると大事にされていた家だとわかります。その思いをうけついでいいものは活かして、活用していきたいです。


母屋の畳をはがしたら、床板にとてもよい材がつかわれていました→



←ふすまの裏紙も時代を感じます。



←母屋の奥の部屋(寝室になる場所)が増築された記念

2021年2月14日日曜日

里山シェアハウス始動

綾部市東部の上林地区へ 移住して今年で8年。

数年前から移住者の受け入れのお手伝いや相談を受けていました。


よく聞くのが、住む場所・仕事・子供の学校・病院・農作業です。


そんな住居についてですが、購入物件は全空き家に対して少ないですが、まだ出てきています。ただ外からくるみとしてはまずは借りてすみたいところ。


ところが賃貸物件はなかなか出てきません。縁があって見つかる方がほとんどです。


綾部市の場合定住住宅がありますが、基本的に夫婦、子育て世代限定ということもあり、シャアハウスを作り単身の移住者の受け皿になりたいと思ったのが始まり。


昨年ご縁があって同じ中上林のとても良いお家を紹介していただきました。


母屋は茅葺のお家












大きな2階建ての離れもあります→








内部もとても綺麗に使われていて、自分たちですぐにでもすみたいというくらいです
    ↓


その本格的な改修作業が週末から始まりました。


2021年2月11日木曜日

狩猟生活in綾部その15(令和2年度)

 2/9は朝起きたら一面雪。また真冬に戻った感じです。

ということで罠を見に行くのをさぼってしまいました。

そして本日は代わりに、最近かった砥石でナイフを研いだり、解体した鹿肉の骨を外し、小分けにして冷凍したりしていました。


ナイフは上から、
①フクロナガサーとめ刺し用
②皮剥ぎナイフーその名の通り
③モーラナイフー今はこれで解体全般こなしてます。

Mさんに教えてもらった通り刃のバリをみながら研ぎました。

解体後もすることは多いです。

夜ごはんは後ろ脚のミンチで鹿肉ハンバーグでした。絶品!





2021年2月9日火曜日

狩猟生活in綾部その14(令和2年度)

 2月8日。少し雪も降る朝になりました。

鹿肉を軽く叩き、茹で卵と合わせてホットサンドの朝食を準備。

その後罠を回り、新しい足跡もないことを確認。最近来ていないのかな。

と、思っているとパートナーのM氏より、罠にまた鹿がかかったと連絡が入る!

前日の子供のメス鹿解体の興奮冷めやらぬうちにまたかかるとは。。

今度は少し大きなメス鹿。70〜80kgくらい。れにしてもM氏の罠よくかかります。鹿は罠にかかりながら滑って土手から落ちてます。






また生け捕りにするため、前足、後足を紐で縛り、土手から上げて、軽トラに運びました。

3回目の解体で、今回初めて、大人の鹿の解体。思ったことは、脂肪の多さと、当たり前のことですが、各部位の大きさです。そのため切り開いていくことや、関節を外すことに苦労しました。そして毎日かかると忙しい。

夜には取れたての鹿の背ロースをカツにしていただく。銀筋をきれいに外したので、柔らかく、牛肉のような食感でした。

ところで、解体で肉に分けた後それで終わりではなく、今度は各部位の筋切りや銀筋を外して小分けにして使うものは冷蔵、すぐ使わないものは冷凍しないといけません。

牛、豚、鳥でもこの作業を誰かがしてくれていると思うとお肉を買うときに改めて感謝していただかないといけないですね。

←前日と小鹿メスのもも肉
小鹿メスの片足のもも肉だけで1430g→






2021年2月7日日曜日

狩猟生活in綾部その13(令和2年度)

2/7
箱罠と6つのくくり罠にはかかっていなかった。。。。

ところがパートナーのM氏の罠にかかっていると連絡がはいる。

見に行くと、1~2歳のメス。角がないため、二人でとびかかり、前足と後足を縛る。

そしてガムテープで目隠しして今回も生け捕りにしました。

午前中、二人とも予定はあるため、3時間くらい寝かせてからの解体。解体がはいると1日の予定がくるってくるな~。でもそのおかげで美味しいお肉をいただけるので、感謝感謝。

今日は2時間以内に解体を済ませる。2回目ともなると少し早くなるな。

一つ後悔はとめ刺しがうまくなくて、3分近く生かしてしまったのが、申し訳ない。

うまくなろう。

本日のランチは、鹿肉のチャーハン、








夜は鹿のモモをヒッコリーで燻製に。
アバラはスペアリブのように味付けする。
レバーパテはかなりおいしい。バゲットにつけて美味しくいただく。


狩猟生活in綾部その12(令和2年度)

 本日2/6は箱罠を設置しなおしました。


だいぶ前の米ぬかは匂いがすごいので、少し除去して、罠の周辺と入り口に新しい米ぬか、

そして罠の奥にサツマイモと米ぬかを多めに設置しました。かかるかな?




2021年2月5日金曜日

狩猟生活in綾部その11(令和2年度)

初解体の翌日2月4日。

まさか2日連続はないだろうと、朝の見回りをさぼってしまいました。


午後何気なく罠をみにいくと。。。


木陰からひょいと、鹿が出現。いるではないですか!!初めて自分の罠に鹿がかかりました。メスの子鹿です。

しかし今回は前日いただいたお肉もあるし、何より子鹿ということでリリースします。

取り過ぎないことが共存。

ということで。おびえさせないように近づき、こちらもドキドキしながら、バネを緩めワイヤーを広げて無事前足をはずしました。

しばらく動かないので怪我したのかな~とおもったけど、少しして森に帰っていきました。

夜は前日の鹿肉のタンと心臓を塩コショウでありがたくいただく。



2021年2月4日木曜日

狩猟生活in綾部その10(令和2年度)

 昨日の若鹿解体続き

鹿を捕まえた後、宿の裏で20分くらい鹿を
やすませ、落ち着かせます。


その後、M氏のフクロナガサに棒を刺した槍でとめ刺し。とどめの瞬間の鹿の鳴き声がなんとも悲しげな声でした。
これが命をいただくということ。自然と合掌していました。





石釜の屋根の単管パイプに鹿をつって、解体を始めました。

①肛門をはずす
②お腹をさいて内蔵を取り出す。この時に食べることができるレバーと心臓は別トレーに取り出す。
それ以外を廃棄するため、この時トロ船があると便利
③足から皮をはぐ、頭を落とす、タンを取り出す。






ここで一休み

④肉を切り出す
前足→ロース→あばら→背骨→内ロース→後ろ足



これで解体完了。お肉にして10kgくらい(鹿本体は30~40kgでした。)

昼に早速内ロース、夜に背ロースをいただきました。ありがたや。


2021年2月3日水曜日

狩猟生活in綾部その9(令和2年度)

 ついに2月3日ツーマンセルのパートナーM氏のくくり罠に鹿がかかりました。

雪の降る朝、そこに若い鹿がかかっていました。


初めての鹿ですが、命をよりおいしく頂くために、生きたまま捕獲を試みる。

ロープをまずは角にまき、その後、ガムテープで目と口先を覆い、落ち着かせました。




前足と後足をまずはしっかりくくり、その後両方を合わせ、罠を外しました。






続きは次回。。。