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2021年6月11日金曜日

里山シェアハウス リノベその10

里山シェアハウス、古民家の屋根裏に上がれるようになった続きです。

屋根裏に登ると、そこは神秘的な光の差し込む空間でした →

正体は数十年、もしくは100年を越える埃とすすに光があたりチンダル現象がおきているのでした。


屋根裏には藁、茅、そして竹で編んだショイコがあり、床にはムシロやゴザが大量に引かれていました。



とても状態の良いショイコが出てきて、ここの家の方がものを大事に使っていたことがわかります。

ショイコは2種類の竹を使っています。地面に置く部分には竹の硬い部分をそれ以外は柔らかい部分というように使い分けています。

こんな貴重なものは綺麗に水洗いして、柿渋を塗り再利用しています。

まずは天井裏を少し整理して、藁やムシロなどを下ろす準備をしました。

ちょっと作業するだけで、こんな顔になる始末でした。




手伝いに来てくれる近所のみっちゃん。顔が煤で真っ黒
   ↓



2021年6月4日金曜日

里山シェアハウス リノベその9

しばらく更新ができませんでした。

シェアハウスの改築は毎週末と平日少し進めております。

GWより前ですが、寝室の木部洗いと並行して、天井をはがしました。やはりペイントやべニア、そして新素材のものはなくし、極力オリジナルの木材を見せていきたいです。



←K山さん作業されていないですが、バール片手に解体作業てつだってくれました。





現在の天井板をはがすとキッチン天井がたかくなりました。ただし、100年を超えるすす、埃がそこかしらに。


←こういう梁はみせていきたいですね。あと古い陶器の電気のソケット的なものもでてきました。

K山さん高いところにも上り埃まみれです→

キッチンの玄関側、K山さんの左側の梁をくぐると屋根裏にも上がれるようになりました。

屋根裏の様子はまた次回。埃まみれの日々です

2021年4月29日木曜日

里山シェアハウス リノベその8

 

木目洗いは窓枠だけでなく、柱も磨きます。






さらには天井板も磨きます。ここの天井はべニアなので、やぶかないように気を付けてながら、磨いてもらいました。
ご覧の通り、昔の雨漏りしたときのシミもきれいにおちました。

                                            before→

↓After


2021年4月28日水曜日

里山シェアハウス リノベその7

木目洗いは続く。

木枠が素晴らしいシェアハウスの物件。

木枠だけでなく、その窓ガラスも現在のガラスのようなフラットなものではなく、すずを利用していない歪んだガラスが素晴らしい。

そんな窓枠の木目、特に外側は長年の雨風で木の部分がだいぶ脆くなっているので、気をつけて、ブラシとタオルを使い洗いました。

ここでも重曹を活用しました。


←↑

木目洗い、まだまだ寒い日が続く中たくさんの友達が手伝いに来てくれました。






←息子も手伝ってくれました。





↓だいぶ綺麗になりました。



2021年4月27日火曜日

里山シェアハウス リノベその6

綾部里山シェアハウスの改築作業は続きます。



友達が改築手伝いに来てくれたので、今度は木目洗いを行いました。



この行程は古い木材の汚れ(地理・油)を落とす作業です。需要な作業でそれ専門の職人さんもいるとかいないとか。



その木目洗いですが、

上から布で拭いただけ、水洗い、重曹を含めた水洗い。

こうしてみるとだいぶ違いますね。





寝室の縁側の窓枠(木枠)を洗いました。

こうしてみると違いがわかります。

←(右)洗った木枠 

 (左)洗う前)


   乾くとこんな感じです。

         ↓









2021年4月9日金曜日

里山シェアハウス リノベその5

 ご無沙汰の投稿ですが、シェアハウスのリノベどうなっているのか。。。

と心配の方がいるのかどうかはさておき、毎週末そして少し平日も作業はしています。

前回までに外部のリノベは一旦終わり次は内部。

ここら辺にある100年を超える茅葺古民家の特徴は

8畳と6畳(もしくは8畳)の田の字型と、昔おくどさんがあった場所にキッチン。

玄関の脇に小部屋(牛を飼っていた場所とよく言われる)がある感じです。

今回ご縁をいただいたこちらのおうちはとても状態が良く、素晴らしい建具がそのままあります。

←畳も綺麗なので、使えるものは寝室に回します。







一旦畳をあげ、汚れないように1箇所に集めました。→







床板もすごい綺麗で良い材が使われています。
          ↓



内部でまず取り掛かったのが、寝室になる部屋の作業です。ざらざらの土壁を木コテを使って落としていきます。

友人がヘルプに来てくれました。
一旦落とした後、塗装する予定です。

大きな家なので、壁もたくさんあるのですが、みんなの協力のもとだいたい落とせました。



左の壁が落としているところ、右側がアフターです。土壁のような色になりました。これも元の土壁の上に塗装しているものなのでしょう。
         ↓









2021年3月6日土曜日

里山シェアハウス リノベその4

綾部の中上林にあるシェアハウスの改築はつづきます。

さて、前回の作業で、鬼門にあたる方向のトイレを撤去したおかげか、風が通り、

そして明かりも入るようになりました。


本当はここから車をいれることができると、なおよかったのですが、角度が急でかないませんでした。ただ、荷物の搬入や敷地内へ自転車、バイクを入れることができるようになったのでよしとします。

その他の作業としては、白アリと雨で痛んでいる柱の下の部分を切り、ジャッキであげ、圧を逃がしつつ、伝統的な日本家屋の床下のように、束石を置きその上に再度柱を設置しました。

←土にそのまま木を置いている部分は虫に食べられています。



よい大きさですわりの良い石をみつけるのが大変↓











3か所とも無事に柱の下部を強化できました
       ↓



2021年3月4日木曜日

里山シェアハウス リノベその3

 屋外トイレの撤去作業。

汲取トイレが埋まりました。前回も書いたコンクリート破片から砂利、土をのせて、きれいに埋まり、平らにならす。

     

   すっかり平らになりました→



次に土壁を剥がします、土壁は再利用できるので、大事に土嚢に入れて保管。土壁を剥がすと竹をわら縄で編んだ構造。藁って本当に強いと感心します。

土壁がなくなると部屋の感じがすっかりなくなります。




←BEFOER

    

      AFTER↓

 

このあとは当初の目標の車が通れるようにするため、真ん中の柱を抜いたり、その後の長押(なげし)の部分の後処理です。





単管パイプとジャッキで天井をあげ、真ん中の柱への圧がかかっていないことを確かめ、柱を切ります。切ったあと、長押の部分を少し上げて、新しい木材を渡しました。















2021年2月26日金曜日

里山シェアハウス リノベ その2

 シャアハウスの寝室になる部分の外には使われていないトイレがありました。

農村部によくある構造ですが、農作業中でも靴を脱がずに使用できるよう、

外からも中からも入れるようになっています。


内部からは縁側でトイレにつながっていたようです。ただもう使われていないトイレでした。


ただ便槽は乾ききっていたので、万が一水の流入があってもよいように便槽の底のコンクリートを棒とハンマーで穴をあけました。

そこにまずはコンクリート破片、タイルなどの固いもの、そして上に石や砂利をしきつめていきます。

写真のようにガラスのおしゃれな電球カバーははずして再利用します。→


←扉など使えそうな物は外す。








コンクリートをひたすら割ります。
    ↓






2021年2月17日水曜日

里山シェアハウス リノベその1

 先週からシェアハウスのリノベをはじめました。

まずは建物について、母屋は一般的な茅葺にトタンをかけたお家。築100年は超えていると思います。

8畳4間、4.5畳が1部屋それに廊下で8畳間と6畳間が増築(昭和)されています。

←母屋の図面。完成予想図。

そして建物はこれだけではないです。離れもあります!離れといっても2階建ての一軒家。

1階に8畳和室とリビング、キッチン。そして2階に6畳間が2部屋あります。

家の状態やそこにある建具をみると大事にされていた家だとわかります。その思いをうけついでいいものは活かして、活用していきたいです。


母屋の畳をはがしたら、床板にとてもよい材がつかわれていました→



←ふすまの裏紙も時代を感じます。



←母屋の奥の部屋(寝室になる場所)が増築された記念

2021年2月14日日曜日

里山シェアハウス始動

綾部市東部の上林地区へ 移住して今年で8年。

数年前から移住者の受け入れのお手伝いや相談を受けていました。


よく聞くのが、住む場所・仕事・子供の学校・病院・農作業です。


そんな住居についてですが、購入物件は全空き家に対して少ないですが、まだ出てきています。ただ外からくるみとしてはまずは借りてすみたいところ。


ところが賃貸物件はなかなか出てきません。縁があって見つかる方がほとんどです。


綾部市の場合定住住宅がありますが、基本的に夫婦、子育て世代限定ということもあり、シャアハウスを作り単身の移住者の受け皿になりたいと思ったのが始まり。


昨年ご縁があって同じ中上林のとても良いお家を紹介していただきました。


母屋は茅葺のお家












大きな2階建ての離れもあります→








内部もとても綺麗に使われていて、自分たちですぐにでもすみたいというくらいです
    ↓


その本格的な改修作業が週末から始まりました。